2021/03/20

【花便り210320】

 闌春-「らんしゅん」と読み、春たけなわ-桜も咲き始めるちょうど今頃の季節を言うそうです。その闌春の季語にもなっているレンギョウ(最初の写真)は、我が家ではこのシーズン最後の黄色い花木です。古い時代に中国から薬草として日本に入ってきたと言われており、『出雲国風土記』にも記述がありますが、それがこの植物を指すのかどうか・・・。次の写真はミツバアケビ。房状の花に雌花と雄花が別々に咲くチョット変わった花です。たくさん咲いていますが、実をつけるのはなぜか毎年一つか二つ。3枚目はライラック(リラ)の花ですが、日当たりが悪い場所にあるので少々元気がありません。4枚目はボリジ。花をサラダに散らしたり飲み物に浮かべたりして楽しむ人もいますが、私はバラの害虫のコガネムシ除けに効くというの信じて植えています。しかし、実際の効き目は確認できていません。最後は去年の夏に作った食虫植物テラリウムで苔の間から芽を出し始めたモウセンゴケ。去年元気だったウツボカズラやハエトリグサはどうやら冬の寒さに負けたようです。



レンギョウ;園芸用に数種が出回っているが、これはシナレンギョウと言う種類。中空な枝の縦断面を見ると、薄い横板はあるが節の部分に仕切りがない。

ミツバアケビ;各房の上部(基部)に数個の雌花、その下に葡萄のように10数個の雄花がつく

ライラック(リラ);ほのかな香りがする。

ボリジ;チョット変わった形の花。萼も花茎もトゲトゲでチョット食べる気はしない。

モウセンゴケ(ナガバノモウセンゴケ);まだ1㎝にも満たないが、毛の先には粘液の玉を付けて虫を捕る気十分。









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