2010/10/08

101008印旛沼のほとり

 印旛沼が干拓で水域が北と西に二分されて久しい.両水域を結ぶ印旛捷水路を見下ろす高台に小洒落たランチカフェがあるというので家内と娘と三人で行ってみた.オーナーは陶芸家にようだ.ガマズミの赤い実がコナラ林の中でひときわ目立っていた.移植したものかもしれないが林床には秋の清楚な花々が静かに咲いていた.

ガマズミの赤い実



ヤマハッカ Rabdosia inflexus (シソ科)
一つ一つの花は7,8ミリほどだが,よく見るとクリオネみたいな面白い形をしている.シソの仲間なのでハッカのニオイは全然しない.

カリガネソウ Caryopteris divaricata (クマツヅラ科)
かつて,テレビでこの花の写真を見て,実に奇妙な形をしているなと感心し,是非実物を見てみたいものだと思っていた.恐らく自生していたものではないだろうが,こんなところで出会えるとは・・・.こんな花の形をしているのは,やはりムシとの関係か?しかし,花のにおいは決してほめられたものではない.


セキヤノアキチョウジ Rabdosia effusa (シソ科)
ヤマハッカと同じ属だが,こちらは花の基部が筒状にじゅっと伸びる.香辛料の丁子(クローブ)に形が似ているからこう呼ばれるという.秋には紫や青系の花がよく似合う.松江にいたときにはこれとよく似たアキチョウジがこの時期になるとあちこちに咲いていた.

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