ヒガンバナ Lycoris radiata ヒガンバナ科
苑内でも出会ったが,この写真は本丸跡の土塁の斜面に咲いていたもの.この季節,矢張り一番よく目立つ花だ.別名のマンジュシャゲ(曼珠沙華)は梵語で赤い花の意味だそうだ.
シオン Aster tataricus キク科
シオンと書かれた名札が立っていたのでそれとわかったが,これが野原に生えているのを見ただけだとしたらシオンに同定するのは私には無理だろう.なにしろ,キク科の野の花はみんな同じに見えてしまうのだから.ただ,この元祖シオンの親類のような名前を持つハルシオン(ハルジョオン)やヒメシオン(ヒメジョオン)などとは,花びら(キク科だから舌状花というのが正しい)の太さや数が明らかに違うので見分けがつくようになった.
コウホネ Nuphar japonicum スイレン科
松江の家の庭には畳一畳ほどの小さな池があったが,その池で一番元気が良かった水草はコウホネだった.その名の通りごつごつした動物の背骨のような形をした根を毎年大量に刈りとっても,次の年の夏には一面にはびこってしまったのを覚えている.この太い根を縦に割って日干しにして煎じて飲むと強壮剤になるのだそうだ.それでこの植物園にも展示されている.
シロバナマンジュシャゲ Lycoria albiflora ヒガンバナ科
オレンジ色の花のヒガンバナの仲間で西南日本に自生するショウキズイセンと,真っ赤な花のヒガンバナとの自然交配によって生まれた白花のヒガンバナとのこと.あまり見慣れないので興味はあるが,ヒガンバナ(曼珠沙華)はやはり深紅の花の方がよい.♪赤い花ならまんじゅしゃげ~・・・古いなぁ.




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