2010/05/08

100508 江戸川堤

久しぶりに江戸川堤を散歩した.ジョギングをしたり,模型飛行機を飛ばしたり,釣りをしたり,・・・皆,思い思いの休日を楽しんでいるようだった.ただ,堤で出会う草花と言えば外来種のオンパレード.在来の野草を探すのはほとんど不可能に近い.このあたりは都心に近いわりには自然が豊かに残っている,と言われているが・・・.自然,て何?
堤上から市川方面を望む.左手の台地は国府台.


アカバナユウゲショウ Oenothera rosea (アカバナ科)
アメリカ原産で明治時代に栽培されていたものが野生化したという.本来,夏花なのに,なぜ今咲いているのか?温暖化?


アメリカフウロ Geranium carolinianum  (フウロソウ科)
これも北アメリカ原産で,昭和初期に渡来したという.ゲンノショウコなど日本のこの仲間に比べて図体が大きい割に花が小さく,可愛くない.


マツバウンラン Linaria canadensis  (ゴマノハグサ科)
種名からして北アメリカ原産と推察できる.私にとっては初めて見る外来種.20年ほど前から都市近郊に急速に増えだしたという.よく見るとけっこう可愛い花で,たぶん栽培種からのこぼれ種から拡がったのだろう.

ヘラオオバコ Plantago lanceolata  (オオバコ科)
ヨーロッパ原産と聞く.島根の三瓶山で初めて見て,面白い形をしているので写真を何枚も撮ったのを覚えている.その時は在来の高原の花とばかり思っていた.それが,江戸川の堤のあちこちに咲いているのを見て,ちょっとがっかり.

ムラサキツメクサ Trifolium pratense  (マメ科)
シロツメクサと並んでヨーロッパ原産のおなじみの帰化植物.図鑑によれば,どちらかというと北日本に多いのだそうだ.たしかに島根ではあまり見かけなかった.

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