久しぶりに、今、庭に咲いている花を紹介します。写真①はナツズイセン。ヒガンバナの仲間で、この時期に突然地面から花茎だけが伸びてきて、その先端に手のひらほどのピンク色の花を次々咲かせます。写真②と③はダブルデライトというバラで,まったく同じ花を1日おいて撮ったものです。はじめは周囲の花びらの縁辺だけが赤く染まっていますが、翌日見ると白かった中央部の花びらまで全体がピンク色になっています。この後どうなるか?実はすべての花びらが縁辺部のみ赤く染まり、他の部分は白に戻ります(写真説明参照)。写真④はモナラベンダー、シソ科の植物で秋まで次々に花が咲きます。最後(写真⑤)はムクゲ。韓国の国花とされる温帯のハイビスカス。写真の品種名は宗旦といい、千利休の孫・千宗旦がこの花色を好んだことによる、とのこと。一日花ですが、これも秋まで次々と咲き続けます。
ナツズイセン Lycoris squamigera;花茎は50~60㎝、原産地は中国とされ古くに日本に渡来。
ダブルデライト(Double Delight);咲いて間もないころは外側の花びらだけが赤色に縁取られている。
白い花びらはすぐにピンク色に染まる。この翌日には赤色の色素が花びらの縁に集まり、ほとんどの花びらが紅色に縁取られるようになる。
モナラベンダー Plectranthus ecklonil;シソ科の花だが、葉にはツヤがあり細かな毛も生えており、あまりシソのなかまの感じがしない。
ムクゲ Hybiscus syriacus;宗旦木槿と呼ばれる。学名からすると中東シリアに関係ありそうだが、街路によく植えられている、というだけのようだ。原産地は中国。
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