梅雨明け十日、連日の猛暑。ここ数年、この時期は海外「逃亡」をしていましたので、改めて日本の真夏の暑さを実感する毎日です。庭ではタカサゴユリが満開。20年ぐらい前でしたか、高速道路の法面にこの花がたくさん咲いており、それが帰化植物だと言うことを知りました。いつの間にか我が家の庭にも咲くようになり、今では数カ所に「群落」を作っています。昨年採った種から育てたワタも咲き始めて、隣に植えたハイビスカスとともに夏の庭に彩りを添えています。あまり目立ちませんが、ミント類も今が季節ですね。
ところで、相変わらず新型コロナウイルスの拡散が続いていますが、今後の予防対策の一つとして政府は海外で開発中のワクチンの輸入予約をしたと報道されています。しかし、このワクチンは日本で流行っている(あるいは流行りそうな)コロナウイルスに効果があるのでしょうか?今回のSARSコロナウイルスは急速に変異し、GISAIDのHPでは武漢での流行以後、すでに6~7の変異株が認められ、それらの出現が国別に時系列的に示されています(毎日更新され、一見の価値があります)。GISAIDのデータはインフルエンザワクチンの開発や流行予測に対応した接種方針に重要な役割を果たしていると言われています。今回輸入しようとしているコロナウイルスワクチンはどのウイルス株をターゲットにしているのでしょうか?政府やマスコミは感染者数に一喜一憂するだけで、肝心なところは何も説明がありません。どなたかご存じの方がいたら教えて下さい。
研究開発が進んでいるインフルエンザワクチンでも、全ての株に効果のあるユニバーサルワクチンはまだ実用化していないと聞いています。10年ほど前に新型インフルエンザが流行したとき、日本は1億4000万回分の開発間もないワクチンを海外から輸入したが、接種対象やの回数をめぐって議論しているうちに流行は沈静化し、有効期限も過ぎて大部分を廃棄、1100億円以上を無駄に使った、という苦い経験があります。





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